稽古前、稽古後のことではありません。
先生や先輩のやっていることを見る。
いいところは、見習って「こうしていこう」と参考にする。変なところは、「そうならないようにしよう」と、反面教師にする。違和感のあるところは、自分で考えて質問する。
いわゆる、自分の先行きに対する予習。
では、復習は？
新しい人が入ってきた時、道場での所作についてとか、準備稽古についてとか、細かく説明します。
その時に、自分の記憶が曖昧だった点を再確認する。自分が、できている「つもり」だったことを再認識する。慣れて雑になっている点は反省する。また、新しい人は、できないところが顕著に出るので、自分の始めた当時と重ねてみて、自分をトレースする。硬いとは、力んでいるとは･･･
自分の過去に対する復習で、かつ、今の自分が一歩進むための復習です。
また、組み合わせ人数が奇数で、自分がひとり待ちの時、ひとり動作をしているのを見かけます。個人的には、人がやっているところを、一挙手一投足注視している方が良い事があると思います。ひとり動作の復習は、ひとりでもできるのですから。